令和３年　台風第１０号に関する情報　第３４号
２０２１年８月８日１６時４３分　気象庁発表

（見出し）
引き続き、関東甲信地方では大しけの所やこれまでに降った大雨により土砂災害の危険度が高まっている所があります。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、うねりを伴った高波に警戒してください。

（本文）
［台風の現況と予想］
　台風第１０号は、８日１５時には銚子市の南東にあって、１時間におよそ２５キロの速さで北東へ進んでいます。中心の気圧は９８０ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は２３メートル、最大瞬間風速は３５メートルとなっています。
　台風は今後、日本の東を北東から東へ進み、日本から次第に遠ざかるでしょう。

［防災事項］
＜高波・強風＞
　台風第１０号の影響で、８日は関東甲信地方と東北地方では強い風が吹き、大しけとなる所があるでしょう。
　８日に予想される最大風速（最大瞬間風速）は、
　　関東甲信地方　　　１８メートル（３０メートル）
　　東北地方　　　　　１５メートル（２５メートル）
　８日に予想される波の高さは、
　　関東甲信地方　　　　　６メートル
　　東北地方　　　　　　　４メートル
の見込みです。
　うねりを伴った高波に警戒し、強風に注意してください。

＜大雨・雷・突風＞
　関東甲信地方では、台風第１０号の影響で大雨となっており、土砂災害の危険度が高まっている所があります。引き続き関東甲信地方では激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
　土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、竜巻などの激しい突風や落雷に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

［補足事項］
　これで「令和３年　台風第１０号に関する情報（総合情報）」は終了しますが、地元気象台の発表する警報、注意報、竜巻注意情報、早期注意情報、気象情報に留意してください。