発達する熱帯低気圧に関する情報　第０２の０２号
２０２１年８月４日０５時２０分　気象庁発表

（見出し）
熱帯低気圧から変わる台風が、６日頃にかけて沖縄地方に接近する可能性があります。沖縄地方では強い風が吹いて、うねりを伴い波が高くしける所があり、大雨となるおそれもあります。

（本文）
［気圧配置など］
　４日３時の観測によると、熱帯低気圧が宮古島の南にあって、ゆっくりした速さで北へ進んでいます。中心の気圧は９９８ヘクトパスカル、最大風速は１５メートル、最大瞬間風速は２３メートルとなっています。
　熱帯低気圧は今後２４時間以内に台風となり、発達しながら北から北東へ進んで、６日頃にかけて沖縄地方に接近する可能性があります。その後７日には奄美地方に、８日から９日にかけて西日本から東日本に接近するおそれがあります。

［防災事項］
＜強風・高波＞
　熱帯低気圧から変わる台風の接近により、沖縄地方では強い風が吹いて、うねりを伴った波が高くしける所があるでしょう。
　５日にかけて予想される最大風速（最大瞬間風速）は、
　　沖縄地方　　１７メートル（２５メートル）
　５日にかけて予想される波の高さは、
　　沖縄地方　　４メートル
　の見込みです。
　強風や高波に注意してください。

＜大雨・雷・突風＞
　沖縄地方では６日にかけて大気の状態が非常に不安定となり雷を伴った激しい雨の降る所があるでしょう。
　５日６時までの２４時間に予想される雨量は、多い所で、
　　沖縄地方　１２０ミリ
　の見込みです。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。また、竜巻などの激しい突風や落雷に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

［補足事項］
　今後の台風情報、地元気象台の発表する警報や注意報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。